ゲーム業界を卒業?異業種への転職も全然平気?

誰もが夢や野心を胸に秘め、門をたたいたゲーム業界ですが、実際に仕事としてゲームに携わってみると、その過酷さから業界を去りたくなる人も大勢いるでしょう。

今回はゲーム業界から異業種に転職を考えている人に向けての執筆いたします。

■ゲーム業界を去りたい1番の理由はやはり長時間労働

やはり過酷な労働時間がこの業界を去る理由となっている人は多いようです。

ゲーム業界の転職 大手へ? 他業種も視野にいれてみる?

2018年7月4日

特に少ない予算と厳しい納期が開発に圧迫かけることが多い中小企業では、開発者の義務感によるサービス残業や、上長やクライアントからの圧力、そしてより良いものを作りたいという開発者個々人のクリエイターとしての欲求により、どうしても長時間労働になりがちです。

また、こういった背景から会社やチームの空気として、早く帰りづらい雰囲気を醸し出しているところもあり、自分の仕事が終わっているにもかかわらず、帰ると謎の罪悪感に苛まれる人もいるという、おかしな状況の会社も多数あります。

他にも、長時間労働の割には給与面がそれに伴っていないという声も聞こえてきます。

また、ほとんどの会社が採用している裁量労働制があるので、作業代が出ることなどはありません。(みなし残業)

これも業界を去りたい大きな理由の1つとなっています。



■ゲーム業界と異業種との差、ゲーム業界は規則がユルいです。

こういった過酷な労働環境を持つ背景から、ゲーム業界は就業規則がとてもユルい面があります。

たとえば、フレックスタイム制により就労時間がかなり曖昧になっている会社があります。

仕事さえ進んでいれば、何時から出社してもよかったり、残業代が出ない反面、何時まででも会社にいても問題とされません。

また昼間は会社のデスクにうつぶせで寝てても、その後、徹夜してでも仕事を終わらせれば、それでOKになるなど、異業種の方から見るとおかしく感じる部分が日常的にあります。

一般的な会社ではこういった人たちはNGでいきなり退職勧告されたりもするそうです。

長くゲーム業界にいると感覚が麻痺してしまっていて、こういった部分にあまり違和感を感じませんが、このあたりは異業種の方の目線でないと正しいものが見えてこないのでしょう。

異業種に移るのであれが、これらの悪しき習慣を排除していくべきです。

■ゲーム業界から異業種へ、オススメ転職先

ゲーム業界での経験をいかた上での、プログラマ、デザイナー、プランナーの各セクションのオススメ転職先をご紹介させていただきます。

ネットメディア、WEB業界(プログラマ、デザイナー、プランナー)

ゲーム業界とは近く、そのまま技術転用できそうな業界はもちろんこれです。

ご存知と思いますが、ゲーム業界からのこちらに移っていく人は多いですよね。

3D専門のデザイナーは、この業界にはそれほど仕事がないですが、他セクションの経験者ならこの仕事はこなせるのではないでしょうか。

今後もまだまだ急成長を続けていく分野なので、業界全体の求人を活発です。

できたばかりの会社が4~5年で株式上場してしまうほどの、サービスを生み出す会社もあり、活気と夢に満ち溢れています。

また業態としての幅が広いので、ゲーム業界からの転職ならやはり、エンターテイメントやコンテンツビジネスに力を入れている会社がよいですが、それ以外の業態の会社でも、めぼしい会社に入社さえできれば、ベーススキルの高いゲーム開発者なら簡単と感じる仕事ばかりなのではないでしょうか。

社内システム管理SE(プログラマ)

ファイルサーバーをもっている会社の社内ネットワークの調子をみたり、社員のマシンのメンテナンスなどを行う社内システムの管理もプログラム経験のある方ならオススメのお仕事です。

ゴリゴリとコードを書く仕事ではなくなりますが、順当にシステムが動いている限りはそれほど残業などはありません。

ゲーム会社にもこの仕事を行うセクションはありますよね。

このセクションの仕事がどのようなものか身近な人に聞いてしまうのもいいのかもしれません。

そもそも、プログラマは異業種でもいくらでも仕事はありますし、ゲーム開発を辞めるならあえて、クリエイティブ方面に行かなくてもいいのではないかと思います。

■ゲーム業界から異業種へ、あまりオススメしない転職先

今度は逆にゲーム業界ご出身者には今までと近いスキルでできるけど、あまりオススメしない転職先をご紹介させていただきます。

CG制作会社(デザイナー)

ゲーム業界 異業種

これは主に3Dを経験のあるデザイナー向けの転職先ですが、実はあまりオススメできません。

CG制作会社は会社によってさまざまな得意分野があります。

VFXなどの実写合成に強い会社、ゲームのデザインアセットを量産する会社、パチンコ映像やゲームのOPムービーなどのフルCGを扱う会社や、アニメ制作を行う会社など・・・・・。

VFXなどはゲーム業界のデザイナーが今までやってきた仕事内容とはずいぶん畑がちがうので、即戦力というわけにはいかない場合がほとんどです。

しかしながら、VFXに興味がある人ならオススメです。

ゲーム会社とはまた違ったCGをやりたいなどの野心を持っているなら、飛び込んでみるべきです。

会社選びはVFXをメインでやっている会社かどうかを見定めた上、履歴書などをお送りしたほうがよいでしょう。

また、ゲーム案件を扱っている会社などは、ゲーム会社から仕事を受注して、下請けとしてお仕事をすることになります。

ムービー制作以外のインゲーム中のモデリングやアニメーションなどを受注している場合はやっている仕事内容的にゲーム業界いるときと、それほど変わらないこともあります。

ゲーム開発全体の進行がデザインの量産体制に移行してからお仕事をイメージしてもらえるとCG制作会社のゲーム業界のかかわり方わかりやすいでしょう。

下請けであるが故に、上流工程である発注元のゲーム会社に振り回されることも多く、予算のない中で仕事をこなしていく場合がほとんどなので労働時間については場合によってはゲーム会社に勤めているときより、さらに厳しい状況になることもあります。

ゲーム業界を辞めたい理由が、長時間労働であるならCG制作会社に転職するのはかえって状況が悪化する可能性があります。

遊技機関連の仕事(プログラマ、デザイナー、プランナー)

ゲーム業界 異業種

こちらもCG制作会社同様にあまりオススメできない業種になります。

というのも、パチンコやパチスロの仕様面は大変特殊で、パチンコ・パチスロ特有の細かいお約束ごとが多数存在します。

プランナーなどは、これを知っておかないと仕事を進める上では困難します。

こういったお約束ごとや、パチンコ・パチスロが持つ面白さはやはりパチンコ屋さんに実際に足を運び、打ってみることで理解できますが、パチンコ・パチスロを打つにはそれなりにお金がかかります。

勉強のためとはいえ、興味がないことに多額の自己投資するのは抵抗がある人も多いでしょう。

「好きこそものの上手なれ」という言葉にもあるとおり、パチンコ・パチスロが大好きな人がこの仕事をするほうが、成績も上がりやすいです。

とはいえ、パチンコ・パチスロの開発は打ったことのない人でも通用する職種もあります。

デザイナーなどは遊技機の開発に詳しいプランナーから指示をもらって、作業を進めれば、この仕事は十分にこなすことが可能です。

またこの業界のお仕事はルーチンワーク化されている部分が多数あります。

デザイン作業などはこれに当てはまることが多いので、興味があればチャレンジしてみるのもいいでしょう。

■まとめ

ゲーム業界から異業種に転職するならということで、近い職種の業界をいくつかご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

  • 今までのスキルが生かせそうかどうか?
  • ゲーム業界を辞めたい最大の理由の長時間労働が転職した先であるかないか?

この2点を軸にオススメと非オススメをご紹介いたしました。

いずれにしても異業種に転職するなら、やはり転職エージェントを利用するのが良いかと思います。

みなさんの勝手知ったるゲーム業界で転職するではないので、やはりまずは転職エージェントを利用して情報収集するところから、はじめてみてはいかかでしょうか。