VR元年と言われた2016年から早1年半経過。
最近なんか失速してるんじゃね?なんて言われいるVR。
いやいやそんなことはありません!
Digi-Capitalの調べによるとVR/ARのスタートアップへの投資額は去年1年で総額36憶ドルらしいです。
だいたいね、産業がうまくいくかどうかなんてもんは、いくら投資したかによって決まってくるんですよ!
投資額によって進捗も違うので、もっと増えればVR/ARの明るい未来が見れるのが早まることでしょう。
そんな感じで僕もVR/ARに期待している人間の1人なわけですが、こんなニュースを見てしまいました。
Mogura VR:VR/AR特化の投資信託が登場 構成銘柄の特徴をチェック
■ついに出てきた!VR/ARのETF
いや、びっくりしましたね。
これで個人でも小額からVR全体に投資が可能になったわけです。
以下、Mogura VRからの引用です。
米国では2018年に入り、VR/AR産業に特化したETF「Defiance Future Tech ETF」(ティカー:AUGR)と「TACTILE ANALYTICS AR/VR VIRTUAL TECHNOLOGIES FUND」(ティカー:ARVR)が登場しました。
現段階の2つのETFの構成銘柄を見ると、
・VRやARで鍵を握るプロセッサを開発するクァルコムやAMD、NVIDIAなどの半導体メーカー
・シリコン・モーション・テクノロジーなど部品メーカー
・ヘッドセットなどのデバイスを製造しているHTC、レノボやHP、GoProなどのメーカー
・プラットフォーム形成を狙うフェイスブックやマイクロソフト、アップル、アルファベット(グーグル)などの巨大IT企業
・サービスやソリューションとしてVR/ARを導入しつつある、ダッソー・システムズやオートデスクといった業務用ツールを提供している企業
・コンテンツ領域で展開を見せているIMAXやディズニー、コーエーテクモなどのコンテンツ企業
・VR/AR活用を模索している百度やアリババなどの中国企業などに投資を行っています。VR/AR領域への動きを見せていない任天堂へ両ETFが投資を行っているのは興味深いところです。
(参考:Mogura VR)
■2銘柄「AUGR」と「ARVR」
今回紹介されたのは「AUGR」と「ARVR」の2銘柄。
この2つのETFの組み入れ銘柄を見ていると、やっぱり要素技術投資がメインのようです。
VR/ARには様々な技術が必要なためか、カメラ、センサー、CPUやグラボなんかを作っている企業がひしめいています。
あとはプラットフォームやインフラ提供しているITのコングロマリットですか。
コンテンツ事業は若干少なめですかね。
まだコンテンツに力を入れるのは早いという判断でしょうか。
「AUGR」なんてVRにほとんど力を入れていない任天堂の組み入れ比率が現状2.64%で1位というのが面白いですね。
まぁ、このあたりは時間が経過すると組み入れ比率と銘柄が変わってくるんでしょう。
しかし、こう見るとあまりにも錚々たる有名企業が組み込まれているので、どうもVR感がないというか・・・。
まぁVR/ARは大型の投資案件になるので、シリコンバレーの有力企業がこぞって参戦してくる感じなのでしょう。
そういうことなら、NASDAQやS&P500に連動するETFを買ってもそれほど運用成績が変わらないかもしれないです。
海外ETFについて以下の記事でまとめてます。併せてご覧ください。
国内の証券会社ではこれらのETFを購入できないところが多いですが、いずれは対応してくる証券会社も増えてくることでしょう。
今年はすこし冷えてきてるVR/ARの投資ですが、一般でも投資できるようになってきているというお話でした。